ジョージ・ソロスの最新ポートフォリオ【2021年-3】
今回は、ジョージ・ソロスの最新ポートフォリオと売買状況を紹介していきます。
著名な投資家として名前は聞いたことあっても、詳しくはご存じない方もいらっしゃると思います。すでに歴史上の人物感が漂うジョージ・ソロスについて紹介していきたいと思います。
それでは、是非最後までご覧ください。
- ジョージソロスについて
- ジョージ・ソロスのポートフォリオ
- ジョージ・ソロスの保有比率上位10銘柄
- 1位 LBRDK(リバティ・ブロードバンド) 配当利回り0.00%
- 2位 QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1) 配当利回り0.47%
- 3位 DHI(DRホートン) 配当利回り0.84%
- 4位 AMZN(アマゾン・ドット・コム) 配当利回り0.00%
- 5位 GOOG.L(アルファベット) 配当利回り0.00%
- 6位 FIGS(フィッグス) 配当利回り0.00%
- 7位 SPY(S&P500ETF) 配当利回り1.30%
- 8位 INFO(IHSマークイット) 配当利回り0.67%
- 9位 ATVI(アクティビジョン・ブリザード) 配当利回り0.48%
- 10位 XLE(アクエナジー・セレクト・セクターSPDRファンド) 配当利回り4.19%
- ジョージ・ソロスの保有比率上位10銘柄
- ジョージ・ソロスが購入した銘柄(上位10銘柄)
- ジョージ・ソロスが売却した銘柄(上位10銘柄)
- まとめ
ジョージソロスについて
ジョージ・ソロス(英: George Soros、1930年8月12日)は、ハンガリーブダペスト生まれのハンガリー系ユダヤ人の投資家、慈善家。ハンガリー名はショロシュ・ジェルジ (Soros György) 。天才投資家として知られ『イングランド銀行を潰した男』の異名を取る。ソロス・ファンド・マネジメント会長、オープン・ソサエティ財団創設者、彼の生まれ故郷でもあるブダペストにある中央ヨーロッパ大学 (CEU) 共同創設者、Project Syndicate 出資者、シンクタンク Institute for New Economic Thinking (INET) 出資者(創設に当たり5000万ドルを提供)及び創設者の一人である。投資家および慈善家であると同時に、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで哲学の博士号を得た哲学者であり、自由主義的な政治運動家、政治経済に関する評論家としても広く認められている。自身を『国境なき政治家 』と称す。この呼称はもともとマケドニアの元首相ブランコ・ツルヴェンコフスキから与えられたものであり、それを気に入ったソロスが以来自称するようになった。
Wikipediaより引用
『イングランド銀行を潰した男』について詳細を説明します。1990年に欧州通貨制度(ユーロ移行までの制度)に参加したイギリスが、経済学者や財界人はユーロからの離脱、もしくはポンドの切り下げを望んでいたそうです。そのためジョージ・ソロスはイギリス政府(銀行)がポンドの価値を維持できないと予測し、100億ドル規模の空売りを仕掛けます。この空売りによってイングランド銀行が買い支えますが、最終的にはポンドは暴落しました。これがジョージ・ソロスがイングランド銀行を潰したと言われるようになった理由です。
ジョージ・ソロス氏最近の記事について(2021年9月7日)
僕は中国株で大金を失っているので、中国への投資に警鐘を鳴らされているジョージ・ソロスに好感が持てました。一方でブラックロックは大丈夫なのかという気持ちにもなりました。中国への投資は、習政権が絡むので難易度が高そうです。僕は一生中国に投資することはありません!!でもインドは最近少し気になってます。笑
ジョージ・ソロスのポートフォリオ
ジョージ・ソロスの保有比率上位10銘柄
今回、ポートフォリオ(上位10社)に関する順位変動は以下の通りです。
保有比率順位 | ティッカー | 前回順位 | 保有比率 |
---|---|---|---|
1位 | LBRDK | 1位→ | 13.1% |
2位 | QQQ | 2位→ | 8.8% |
3位 | DHI | 3位→ | 7.3% |
4位 | AMZN | 4位→ | 7.1% |
5位 | GOOG.L | 8位↑ | 3.2% |
6位 | FIGS | 圏外↑ | 3.0% |
7位 | SPY | 圏外↑ | 2.9% |
8位 | INFO | 圏外↑ | 2.9% |
9位 | ATVI | 9位→ | 2.7% |
10位 | XLE | 圏外↑ | 2.6% |
上位10銘柄のそれぞれの特徴を見ていきます。
1位 LBRDK(リバティ・ブロードバンド) 配当利回り0.00%
リバティ・ブロードバンドは、米国のケーブルサービス持株会社。子会社を通じ、住宅や商業の顧客にデジタルケーブルサービスおよびワイヤレス位置測位と関連サービスを提供。従来のケーブルビデオサービスに加え、オンデマンド、HDテレビ、DVRサービスなどの高度なビデオサービスやインターネットサービス、音声サービスを提供。
YAHOO JAPAN! ファイナンス
2位 QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1) 配当利回り0.47%
インベスコQQQトラスト・シリーズ1(Invesco QQQ Trust Series 1)は、米国籍のETF( 上場投資信託)。ナスダックに上場している時価総額が最大規模の非金融企業100社を含 むナスダック100指数に連動した投資成果を目指す。指数はコンピューターハードウエア ・ソフトウエア、通信、小売り・卸売り、貿易、バイオテクノロジーなどの主要業界の企業を反映。
Bloomberg
3位 DHI(DRホートン) 配当利回り0.84%
DRホートンは米国の住宅建築業者。事業は住宅建築事業と金融サービス部門で構成。住宅建築事業は米国25州の73都市で、住宅用土地を取得、開発し、「D.R.ホートン」と「アメリカズ・ビルダー」のブランド名で分譲一戸建て住宅の建築、販売を行う。金融サービス部門は、同社の住宅購入者を対象に住宅ローン、権原保険、住宅売買手続き等を提供する。
YAHOO JAPAN! ファイナンス
4位 AMZN(アマゾン・ドット・コム) 配当利回り0.00%
アマゾン・ドット・コムは米国のオンライン小売最大手・テクノロジー企業。日用品、書籍、CD・DVD、ゲーム、家電、衣料品など広範な商品販売を世界各地で運営し、出品・受注・梱包・発送サービスを行い、会員制「アマゾンプライム」を展開。クラウド、デジタルストリーミング・サービスを提供、オンライン薬局も展開する。本社所在地はシアトル。
YAHOO JAPAN! ファイナンス
5位 GOOG.L(アルファベット) 配当利回り0.00%
アルファベットは米国の大手インターネット関連企業。検索サイト・グーグル「google.com」を運営するほか、検索エンジン、オンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフトウエアなどIT関連製品とサービスを提供。携帯電話「アンドロイド」、ブラウザ「クローム」、インターネットテレビ「Google TV」等独自のOSを展開。本社はカリフォルニア州。
YAHOO JAPAN! ファイナンス
6位 FIGS(フィッグス) 配当利回り0.00%
フィッグスは米国の医療用アパレルメーカー。ダイレクト・トゥ・コンシューマー(D2C)により、医療従事者向けのユニフォームや製品を直接販売する。独自のデジタルプラットフォームを構築。ソーシャルメディアを活用した医療従事者とのコミュニケーションや、顧客データおよびフィードバックをベースにした製品を開発する。積極的な海外展開も行う。本社所在地はサンタモニカ。
YAHOO JAPAN! ファイナンス
7位 SPY(S&P500ETF) 配当利回り1.30%
SPDR S&P500 ETFトラスト(SPDR S&P 500 ETF Trust)は米国籍のETF(上場投資信託)。S&P500種指数に連動する投資成果を目指す。S&P500種指数の全構成銘柄を組み入れる。主に米国の大型株を保有。ユニット型投資信託であり、四半期ベースで配当を支払う。保有銘柄のウエートは時価総額ベースで算定。
Bloomberg
8位 INFO(IHSマークイット) 配当利回り0.67%
IHSマークイットはイギリスの金融情報サービス企業。債券、ローン、株式、デリバティブなど多様なアセットクラスの時価評価・金融情報を提供。また、OTCCデリバティブ、FX、シンジケートローン向け取引処理のほか、エンタープライズ・ソフトウェア・プラットフォーム、ホスト型のカスタマイズされたウェブソリューションも提供。本社はロンドン。
YAHOO JAPAN! ファイナンス
9位 ATVI(アクティビジョン・ブリザード) 配当利回り0.48%
アクティビジョン・ブリザードは、米国のゲームソフト会社。オンライン、コンピュータ、モバイル、タブレット向けのゲームソフトの開発・配信・販売に従事。また、マイクロソフト「Xbox one」と「Xbox 360」、任天堂「wii u」と「wii」、ソニー「PS3」と「PS4」向けのゲームソフトを提供する。本社はカリフォルニア州サンタモニカ。
YAHOO JAPAN! ファイナンス
10位 XLE(アクエナジー・セレクト・セクターSPDRファンド) 配当利回り4.19%
アクエナジー・セレクト・セクターSPDRファンド(Energy Select Sector SPDR Fund)は米国籍のETF(上場投資信託)。エナジー・セレクト・セクター指数に連動する投資成果を目 指す。米国の大型エネルギー株を保有。原油・天然ガスの開発・生産会社、掘削および他のエネルギー関連サービスを提供する企業に投資する。保有銘柄のウエートは時価総額ベースで算定。
Bloomberg
最近の下落相場で、上位10銘柄のうち9銘柄の値動きは良くなかったです。しかし、1銘柄だけ爆上がりしている銘柄がありました。それは10位のXLE(アクエナジー・セレクト・セクターSPDRファンド)です。このエネルギーセクターETFだけは大きく値上がりしていました。僕も以前、エネルギーセクターはXOM(エクソンモービル)に投資していましたが、長い期間含み損を抱えていました。難しい印象があるので手を出すようなことはしません。
ジョージ・ソロスが購入した銘柄(上位10銘柄)
ティッカー | 購入金額 | 保有比率 | セクター |
---|---|---|---|
FIGS | 159.0$mil | 3.0% | ヘルスケア |
INFO | 152.1$mil | 2.9% | 金融 |
AMZN | 138.0$mil | 7.1% | 一般消費財・サービス |
ALXN | 137.8$mil | 2.6% | ヘルスケア |
PTRA | 132.7$mil | 2.5% | 一般消費財・サービス |
MQ | 112.3$mil | 2.1% | 情報技術 |
PPD | 96.3$mil | 1.8% | ヘルスケア |
VER | 92.7$mil | 1.8% | 金融 |
SPY | 84.5$mil | 2.9% | S&P500ETF |
MXIM | 82.7$mil | 2.2% | 情報技術 |
ヘルスケアセクター3銘柄、一般消費財・サービスセクター2銘柄、金融セクター2銘柄、情報技術セクター2銘柄、S&P500ETFの『SPY』を購入しています。市場平均を目指す著名投資家が『SPY』を購入している点は少し面白いですね。インデックス投資はそれだけ魅力ということでしょうか。
ジョージ・ソロスが売却した銘柄(上位10銘柄)
ティッカー | 売却金額 | 保有比率 | セクター |
---|---|---|---|
VIAC | 194.3$mil | 4.2% | 通信サービス |
LQD | 134.9$mil | 1.5% | 投資適格社債ETF |
XLE | 127.6$mil | 2.7% | エネルギーセクターETF |
BIDU | 77.0$mil | 1.6% | 情報技術 |
VICI | 70.9$mil | 0.6% | 金融 |
QQQ | 56.2$mil | 8.8% | ナスダック100ETF |
UPST | 55.2$mil | 0.4% | 金融 |
IWM | 49.9$mil | 1.2% | ラッセル2000ETF |
QS | 48.0$mil | 0.9% | 一般消費財・サービス |
DEN | 46.4$mil | 0.5% | エネルギー |
僕が特に気になったのはやはりETFですね。投資適格社債ETFの『LQD』、エネルギーセクターETFの『XLE』、ナスダック100ETFの『QQQ』、ラッセル2000ETFの『IQM』を売却しています。僕は債券ETFを完全に手放したのですが、正しい判断だと思える気がしました。
まとめ
- ソロス氏は中国投資は『悲劇的な過ち』と警鐘を鳴らしている
- 保有上位10銘柄のうちエネルギーセクターETF『XLE』の値動きがよい
- ヘルスケアセクターの銘柄を購入している
中国投資へ警鐘を鳴らされている点で非常に好感を持てました。著名投資家のポートフォリオでS&P500に連動したETFは確認できるのですが、$VTIを保有されている方がいないのはなぜなのでしょうか。$VTIに投資したら負けみたいな暗黙の了解のようなものがあるのでしょうか。いずれにしても、今回調査した中では上位10銘柄の直近の値動きがあまりよくなかったので、やはり$VTIを保有することが一番手っ取り早いと思いました。笑 今回の記事が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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