投資の格言30選から学ぶ投資の心得
突然ですが、投資の格言を勉強したくなりました。
ググったらすぐに大量にでてきたのですが、本当に大量に出てきすぎたので今回は「大和証券」のホームページで出てきたものについて取り上げたいと思います。
ちなみにこの「大和証券」のホームページでは投資格言が89個紹介されていました。
一つ一つ全てに目を通し、えいぎょが大事だと思う30個を厳選してご紹介していきます。
30選それぞれに僕の個人的な感想や経験談も詰め込んでおりますので、是非最後までご覧ください。
ひとまず大和証券の投資格言のリンクはこちら▼▼▼


読書をすることは有益ですよね。これは本を読むことによって先人の知識や経験を学んでいるということなんです。投資においても、先人の知識や経験から学べることが多くあります。今回は投資格言にスポットをあてて勉強していきたいと思います。
- 投資格言30選をご紹介
- 1.株は安く買って高く売る
- 2.全面高したあとの相場は怖い
- 3.相場は夢と現実の間で揺れ動く
- 4.野も山もみな弱気ならあほうになって買いの種をまけ
- 5.国策には逆らうな
- 6.知ったらしまい
- 7.株は後を振り返りつつ先取るが、前だけみるようになったら危険
- 8.インフレでは買い方、デフレでは売り方が相場をつくる
- 9.株はインフレに強いが、デフレに弱い
- 10.下げるときは一株でも下げる
- 11.買いやすい時は深呼吸、買い難い時に勇気
- 12.分からぬときは休め
- 13.二番底は黙って買え
- 14.商いは買い手がいるうちにやれ
- 15.相場は思った通りには動かない
- 16.「もう」はまだなり、「まだ」はもうなり
- 17.一銘柄で見るな、全体の中で見よ
- 18.株価は売り手と買い手で決まる
- 19.上がる株が優良株
- 20.下手なナンピン大怪我のもと
- 21.買うべし、売るべし、休むべし
- 22.江戸の仇は江戸で討たず、長崎で討つ
- 23.指し値は取り消すな
- 24.卵は一つの篭(かご)に盛るな
- 25.見切り千両
- 26.相場は相場に聞け
- 27.今の姿ではない、今よりさらによくなるかを見よ
- 28.頭と尻尾はくれてやれ
- 29.利食い千人力
- 30.天井売らず底買わず
- まとめ
投資格言30選をご紹介
通し番号を付けるのもどうかと思いましたが、30個あれば目安のようなものがあった方がいいなと思い付けています。
1.株は安く買って高く売る
どのような商売でも安く仕入れて価値を付加して高く売るから、商いが成り立ちます。
しかし株においては、高値でつかんで安く処分していることが目立ちます。
悲しいかな人間につきまとう欲がじゃまをして、せっかくの知識が活かされていないのです。

当然のことですが、株で損をするときはこの格言と逆のことを行ってしまっています。当たり前の投資格言ですが、これができれば投資で大きく資産を増やすことができます。きちんと意識して投資していきたいです。
2.全面高したあとの相場は怖い
相場が底入れして上昇に向かい始める時は、業績がいいとか、新製品を出したといったことなどを手がかりに、ひと握りの銘柄が買われます。
それらの銘柄がある程度上昇すると、それまで動いていなかった同業種の銘柄や発行株数の似通った銘柄、あるいは同じテーマの銘柄などが比較感で買われるようになります。
こういった展開の局面では、最初に買われた銘柄が調整しても2番手銘柄群がカバーして全体相場としては上昇基調を続けます。
出遅れ買いが広がっていくと、最後は無配株までが割安となって買われ、さらには、最初に買われて調整していた銘柄が買い直され、市場は全面高の様相となります。全面高した後の調整は支える銘柄がないため厳しい下げとなります。

全面高というのは、魅力が少ない銘柄も買われ、最初に買われた魅力的な銘柄も調整後に再度出遅れ外で買われて生じるのだと勉強になりました。そう考えると、確かに全面高の後の調整は支える銘柄がないですよね。。。
3.相場は夢と現実の間で揺れ動く
現実の姿より先行きを期待して動きます。
景気が悪い、企業業績が悪いという現実を突きつけられると、誰しも及び腰となって相場は下落しますが、明確な目標(夢)があれば必ず相場は復調するという教えです。

最近でいえば、コロナショック後の大暴落時にこの格言通りのことが起きました。新型コロナワクチンの開発に関連したニュース(夢)が発表されたりすると、先行きを期待して株価が上がりましたね。逆に新型コロナが蔓延し始めた際は、先行きに対する不安から大きく株価は下がりました。
4.野も山もみな弱気ならあほうになって買いの種をまけ
周囲が弱気一色となると、相当に度胸がある相場巧者でも買いがたいものです。
そんな時は「俺はあほうだ。あほうよりひどいものはない」というくらいの開き直った気持ちで買うと好結果につながるという勇気づけの言葉です。

この気持ちになれれば、確かに安く買い向かうことができますね。この気持ちになることはなかなか難しいですが、僕は$VTIのような米国ETFであればいつでも買い向かうことができるのではと考えています。みんなが弱気になっている際に$VTIをいかに買い向かえるか、この投資格言を思い出して「あほう」になって頑張りたいと思います。というか元から「あほう」なので楽勝です。
5.国策には逆らうな
国家があってこそ、企業も家庭生活も成り立つのだから、正しいとか正しくないではなく、国のその時の政策には逆らうことはできない、むしろ政策に関連した銘柄は、前向きに評価して買ったほうがいいという教えです。

今の中国がまさにこれですね。正しい、正しくないに関わらずに、中国のIT企業は締め付けられて株価が低迷しています。ジャック・マーも最初は抵抗しているように思えましたが、少し姿が見えない時期もあり、その後国のやり方を理解しますというようなことを言われていたので、結局国策には逆らえないのですね。
日本の例でいうと、菅総理大臣の際の携帯電話会社でしょうか。菅総理大臣になった瞬間に携帯電話会社の株価は大きく下がり、退任が決まると同時に携帯電話会社の株価は大きく上がりました。僕は3,000円分のカタログギフト狙いでKDDIを、菅総理大臣の退任前にたまたま購入していて恩恵を受けました。国策に逆らわない投資銘柄の選定が重要ですね。
6.知ったらしまい
いい材料でも悪い材料でも、正式に表面化したら材料出尽くしとなるので、いったん手仕舞うのがいいという教えです。

材料出尽くしは株価にとって悪材料となることを最近理解できるようになってきました。ワクチン関連銘柄が、いざワクチンを開発しましたー。ってなってからは株価が下がりました。ほんと、知ったらしまいですよ。
7.株は後を振り返りつつ先取るが、前だけみるようになったら危険
株は今起きていることより先がどうなるかを織り込んで動きます。
しかし、仮に30%上がればそれにふさわしい内容が伴ってきているかどうかを見極めようとします。
そこで、内容が向上する確信があれば一段高となりますし、内容がともなわないようなら調整します。

日本でいうバブル当時や、米国のリーマンショック直前などは株は前だけを見ていましたね。謙虚な姿勢で相場にのぞみ、株式市場で生き残り続けるようにすることが大事です。
8.インフレでは買い方、デフレでは売り方が相場をつくる
物の値段が上がるインフレの時は、企業の収益も伸びるので好材料を探すほうが効率はよく、カラ売りで入るより買いから入るのがいい。
反対に物の値段が下がるデフレの時はカラ売りの方が仕掛けやすい。

米国はインフレが懸念されていますが、この格言通りですとこれからは株にとって良い環境になりそうですね。日本は長年デフレに苦しんできましたが、年率2%のインフレを目指すとのことでインフレになっていくんでしょうかね。そういえばセブンイレブンの弁当やジョイフルのメニューを見ても、僕が学生時代と比較して明らかに値上がりしています。銀行にお金を預けている場合ではないです。株を買わなければインフレで目減りしていきます。。。
9.株はインフレに強いが、デフレに弱い
インフレの時には株買いに力を入れもいいが、デフレの時には株をやめて現金を持っているのがいいという教えです。
株は企業の収益を反映するものですから、企業にとっては、物の値段が下がる時より値段の上がる時のほうが儲けは大きくなるので株も上がりやすくなります。
反対にデフレでは単価が下がるため、その分、利益は減りますし、減った分を数量でカバーしようとして販売攻勢をかけるため経費が膨らんで思ったほど利益は出ません。

この投資格言もNo.8「インフレでは買い方、デフレでは売り方が相場をつくる」と同じことを表しています。株がインフレに強いということは是非覚えていただきたいと思います。米国でインフレ懸念がありますが、株価にとってはプラス材料だということを。
10.下げるときは一株でも下げる
一株とは誇張した言い方ですが、買い物の引っ込んでしまった弱気の相場地合では、わずかな売り物でも下げるのであなどってはいけないという教えです。

弱気相場では、一株でも下げるので経済が好転するまで待ちなさい。ということを表しています。僕は少し違う意味でとらえていて、以前、なくなってもいいやと100株で5万円程度の銘柄を購入しました。その後大きく値下がりし、3万円を割り損切りしました。「なくなってもいいや」と考えていたのですが、いざなくなりそうになるとパニックになりました。少ない金額でも自分がしっかりと納得した上で株を買わなければならないとその時思いました。こういう出来事を思い出した格言でした。(格言とは意味合いが異なりますが。笑)
11.買いやすい時は深呼吸、買い難い時に勇気
周囲の投資家がそろって強気で、買わないと乗り遅れてしまいそうな気持ちの時は冷静さを欠いて飛びつき買いをしたくなるものです。そういう時は深呼吸をして冷静になりなさい。
反対にテレビ、新聞などで報道される内容が悪いことばかりでとても買えそうにもない時にこそ儲けのチャンスがあるので買う勇気が大切、という教えです。

この投資格言も心に刺さりました。
家具のニトリを創業された似鳥照雄さんの著書で「ニトリ 成功の5原則」があります。この中で、ニトリは不景気の時に大量に不動産を購入し出店攻勢をかけていったとありました。不景気の際や株価が低迷している際というのは、本当に買うのが難しいです。こういうときこそ勇気を出して買い向かえば、成功に一歩近づくということでしょう。
※この本は、個人的には結構面白かったです。
12.分からぬときは休め
相場は買うだけではだめで、利食いや投げなどの売りも適切にできないと儲かりませんし、同時に休むことも大切であるという教えです。とくに、相場環境が不透明で分からない時は無理をしないで休みなさいと説いています。

投資初心者ほど、常に売買することを考えてしまいます。しかし、相場には方向性が分からない期間が必ずあります。そういう場合には休むことも投資では重要だと説いています。例えば、最近の10月の相場ですが本当によく分かりません。株価は低迷していますが、大きく下げるわけでもないし、下がったと思ったら上がるし。。。株を売買するだけではなく休んでおき、方向性が定まってから出動するようにしましょう。株式市場から離れて休むということも、非常に重要なことなのだと思います。
13.二番底は黙って買え
下げてきた株価が最初の安値をつけることを一番底といいます。そのあと反発して再び下げ、最初の安値近辺まで下げる場合、そこが本当の安値になることが多いことから二番底といって買いの急所として知られています。

僕はだいたい一番底で反発したら購入してしまいます。それからまた下げてヒヤヒヤすることが多いです。二番目なんですね。買いのポイントは。
14.商いは買い手がいるうちにやれ
もう少し待てば、もっと高く売れるだろうと欲を出しすぎると、折角の売買のチャンスを逃してしまうという教えです。株価が一旦、天井をつけると出来高は急速に減少します。

この格言もほんとうによく分かります。上げてた銘柄が、急に下げてたりするんですよね。欲張らずに早めに利益確定させることも重要ですね。
15.相場は思った通りには動かない
株を売買する人間には感情がついているため、理屈だけでは推し量れないという教えです。
ましてや、利害が対立する世界では、たとえば、理路整然と相場展望を述べる著名人がいたとすれば、その逆を行こうとする人が現れます。
なぜなら、理路整然と説明がつくことは、相場には十分織り込まれているからです。
とくに、あなたの周辺で、投資経験の浅い人までが理路整然と相場を語るようなときは、相場は反対に動くことが多いので注意が必要です。

相場は本当に思った通りに動きません。これは株を購入するたびに思うことです。上がるだろうと予想して買ったのに全く上がらないことばかりです。だからといって、自分の予想と逆をしたら稼げるかといったら稼げません。思った通りに動くとすれば、インデックス投資をして長期で保有していた場合くらいでしょうかね。
16.「もう」はまだなり、「まだ」はもうなり
相場は自分の予測した通りや思った通りにはなかなかいかないものという教えです。
大きく上げてきた相場や、反対に大きく下げてきた相場などでは、「ここまで上がればもういいだろう」「ここまで下がればもういいだろう」と思うものですが、さらにその水準から上がったり下がったりすことが多々あります。
逆に、まだ上がるだろうとか、まだ下がるだろうと思った時は、そこが相場の天井圏であったり底値圏だったりします。

これのNo.15の「相場は思った通りには動かない」と似ていますが、自分の相場観とは異なる値動きをすることを意味しています。コロナショックの際は、「もうこれ以上は下がらないだろう」と思い買い出動しましたが、どんどん下がっていき100万円以上の含み損を抱えることになりました。その後、今度は逆に「まだ下がるだろう」と考えていたらみるみる上昇し、最高値を更新していました。なんなんでしょうかね。
17.一銘柄で見るな、全体の中で見よ
いくら内容がよくて、投資採算的に割安と思われても、全般の相場地合いに抗することはできないという格言です。もちろん、全般相場が弱いなかで、大きく買われる銘柄は出ますが、それも、置かれている相場環境において登場する理由があるわけで、「たまたま」ではありません。
チャートで、できるだけ多くの銘柄の動き、特に位置・方向などをつかんでおくことが大切です。

できるだけ多くの銘柄の動き、特に位置・方向などをつかんでおく必要があるとのことですが、僕には到底無理です。笑 できたとしても自分が保有している銘柄程度ですね。日経225やS&P500の値動きを確認して全体の相場観を確認してみてはいかがでしょうか。僕はこれで妥協しています。笑
18.株価は売り手と買い手で決まる
たとえば、景気や企業業績などに対する悲観人気が高まって、多くの投資家が処分売りに走り、マーケットでの出来高が大きく増加した場合などは、相場付きの悪さばかりがクローズアップされますが、実は、その売り物を買っている人がいることを忘れてはいけないという格言です。
事実、1980年代後半のバブル景気に沸いた人気相場では日本人投資家の熱狂的な買いに対し売っていたのは外国人投資家でしたし、90年代のバブル崩壊の悲観相場で日本人投資家の投げを買い拾ったのも外国人投資家でした。
500円玉に表と裏があるように相場も強気と慎重の両面から見ることがたいせつです。

○○ショックなどが起こった際に、悲観から大暴落することがありますが、大きく下げるにつれて買う人が現れて価格が上がったりします。「株価は売り手と買い手で決まる」当然のことですが、今一度意識したい内容ですね。
19.上がる株が優良株
一般的に、優良株と呼ぶ場合は、収益力が高く、配当も立派な企業を指します。しかし、内容がいいからといって、いつも値上がりするわけではありません。
内容のいい銘柄をじっくり持っていれば報われる確率が高いことは事実ですが、現在のように競争の激しい時代においては優良企業といえど安心できません。
「内容が良ければ必ず上がる」という思い込みの投資態度を戒めると同時に、「今の相場において」上がる銘柄こそいい銘柄である、という相場の流れ・変化を見極めた投資スタンスを大切にしなさいという格言です。

結局は株価が「上がる株が優良株」ですね。ロイヤルティ・ファーマ(RPRX)という会社があり、企業情報からめちゃくちゃよい企業だということを聞き少し購入しましたが、株価は右肩下がりでした。今後は上がるかもしれませんが、結局株が上がらなければその銘柄はクソです。
20.下手なナンピン大怪我のもと
たとえば、1000円で1000株買った株が800円に下がったところで、さらに1000株買い増しすると平均の買いコストは900円になり、買い単価を下げることができます。
資金に余力のある投資家の有力な投資方法です。
しかし、右下がり相場では、底だと思ってナンピンしても、さらに下がって損失が大きくなります。
相場が基調的に上向きか、下向きかを見極めてナンピンすることが大事であるという格言です。

ナンピンした際の含み損の拡大スピードは、それは恐ろしいものがあります。平均取得単価は確かに下がるのですが、ずっと下がり続けるチャートでは加速度的に自分の首を絞めることになってしまいます。ナンピンするのであれば、自分のリスク許容度内で上手に行わないといけないですね。
21.買うべし、売るべし、休むべし
買ったり売ったりするだけではなく、時には休みなさいという教え。株式投資は景気の動向を見極めて、買う時は買い、売る時は売るというスタンスが基本で、景気の見通しが分からない時は休むのも大事な投資態度です。
時には休んで深呼吸して相場の方向性を掴むことが大切です。

休むことは想像以上に難しいです。休まずに取引し続けた方がお金が増えると思い込んでいるからです。でもひとこと言わせてください。一番資産を増やしているのは、「亡くなった人」ですからー!!あと、二番目に資産を増やしているのは、「投資をしていることを忘れていた人」ですからー!!
22.江戸の仇は江戸で討たず、長崎で討つ
損をしたからといってすぐに取り返そうとかっかとならず、一旦は手仕舞って、なぜ損したかをじっくり考え、冷静になって再挑戦することが大事であるという教えです。

この格言は、FXをしていたころの自分に教えてあげたいです。損をした後はキレてしまって取引数を増やして損を取り戻そうとしていました。そして、もちろん損失を拡大させていました。損をした後はしっかりと冷静にならなければ、皆さんが汗水たらして働いて稼いだ大切なお金をどんどん失うことになりますよ。
23.指し値は取り消すな
最初に決めた値段は案外当たっている場合が多いので途中で訂正しないほうがよいという教え。
例えば、1000円の値段がついている銘柄を950円で買う注文を出したものの、その値段に近づいてくるとまだ下がるのではないかという気持ちになって、指し値を920円に変更すると、結局940円で反発し、折角のチャンスを失ってしまうというようなことはよくあります。

これもFXをしていたころによく見られた現象です。笑
指値注文を入れていて、いざ下がってくるともっと安く買いたいと考えて指値をさらに下げてしまうんですね。そして指値が刺さらないまま上昇していくんですね。これは本当に多く経験しました。最後らへんは、FX会社が価格操作しているのだと思ってました。笑
24.卵は一つの篭(かご)に盛るな
壊れやすい卵を一つの容物に入れて落としたら全部、割れてだめになるという有名な格言です。
株も1銘柄に資金を集中すると、値下がりに見舞われた時、損失が大きくなりますよという教え。
この考えから、機関投資家などの投資スタンスは、一国への集中投資や特定の業種、銘柄への偏った投資を避け、分散投資を主流としています。

一つの銘柄に大金を突っ込んだら、そりゃあ危険ですよね。言わずと知れた当然の話です。でもこの格言も昔の自分に叫んで連呼したいです。僕は、クソみたいな中国株1銘柄に670万円投資して、2日で300万円を失いました。
25.見切り千両
値下がりしている銘柄はなかなか処分する気持ちになれないものですが、そのうち戻るだろうと引き延ばしていると損が膨らんでいくものです。
見通しがよくないと思ったら思い切って処分しなさい、それは千両に匹敵するほどの値打ちがあるという決断の大切さを表した言葉です。


この格言も非常に重要ですよ!!見切って損切りを決断することは大きな価値があります。僕は結構これをうまく行えているような気がします。以前は、含み損になると嫌になってほったらかし、含み損が大きくなって耐えられなくなると損切りしていました。しかし最近では、含み損だと気分が悪いのでスパッ手放しています。僕のポートフォリオを見てください。含み損の銘柄がすぐ手放すので非常に少ないです。笑
26.相場は相場に聞け
人はだれでも相場見通しに迷いをもつものです。
上がると思ったのに動きが鈍く、下げるだろうと思った相場が意外に下げない、といった動きはしょっちゅうです。
そんな時には自分の我を通さず、一歩引き下がって、相場の動きに耳を傾けて謙虚になってくださいという言葉です。


最近は一歩引きさがって、相場の動きに耳を傾けて謙虚になっていますが全く値動きが読めません。笑 米国株式市場がもっと下げると思いきや、なんか上がっています。でもまぁ、アノマリー的にも全力買いは11月からですかね。。。
27.今の姿ではない、今よりさらによくなるかを見よ
好調な姿が現実となってから買いに動きと、株価は織り込んでいることがほとんどです。
「今よりさらによくなるのか」という見方をすれば高値掴みは避けられます。
下げの場合も「今よりさらに悪くなるのか」と冷静にみれば底値での売りも避けることができます。


この格言から考えると、トヨタ自動車などは買えないですかね。これから電気自動車の時代が待ち受けている中で、トヨタ自動車が勝ち続けるイメージが全く湧かないです。日本メーカーの中では一番を維持するとは思いますが、再び世界一の自動車メーカーになるとは到底思えません。僕が自動車メーカーの株を買うとしたらテスラですかね。
28.頭と尻尾はくれてやれ
お魚は頭と尻尾を除いた真ん中のところが、脂がのって一番おいしい。
株式投資は最安値で買って最高値で売るのが理想ですがまず無理な話です。
不可能なことにエネルギーを注ぐより、一番おいしいところだけ確実に儲けようという教えです。


分かります。分かります。頭と尻尾が一番おいしそうなんです!!この部分だけでも食べたいんです。でも頭と尻尾をあきらめると資産拡大スピードが上がります。笑 投資を長く続ければ続けるほどこの事実を実感できると思います。僕も最近ようやく頭と尻尾を狙いに行くことがいかに難しいことなのか理解できるようになってきました。この格言を一日一回復唱していきましょう!!
29.利食い千人力
買った株が上がっても、売却するまでは利益は確定しません。
評価益で満足していたら、結局株が下がってしまったという話はよくあります。
利食いは、千人の味方にも匹敵するくらいの価値があるという教えです。


利食いは難しいですよね。評価益を見るのが楽しみになっていたら売れません。評価益が少し下がったら、再び評価益が大きくなるのを待ち、気が付けば含み損になっていることなどよくある話です。利食いは誰にとっても難しいことだと意識して、しっかりと実行できるようになれば個人投資家として一皮むけると思います。※僕は一皮むけていませんよ。
30.天井売らず底買わず
誰でも1円でも安く買いたい、1円でも高く売りたいと思うものですが、投資経験豊富な人でも最高値、最安値を的中させることはまず不可能です。こだわりすぎると、投資と利食いのチャンスを失ってしまいます。


この投資格言はNo.28の「頭と尻尾はくれてやれ」と似ていますね。天井では売れないし、底を買うこともできないことをしっかりと頭に入れておくことが重要です。それを踏まえた上で少し妥協して売買することができれば投資成績は上がっていきます。
まとめ
- 投資格言30選をご紹介してきました。
- 好きな投資格言は見つかりましたか。
- 僕が一番好きだと思った投資格言はNo.28「頭と尻尾はくれてやれ」


投資格言30選ということでしたが、いかがだったでしょうか。好きな投資格言は見つかりましたが。これら投資格言をしっかりと意識することができれば投資成績は向上するものと確信しています。非常に長い記事になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今回の記事が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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