米国セクター別ETFとセクター別に上位10銘柄を紹介

投資戦略×理論
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米国セクター別ETFとセクター別に上位10銘柄を紹介

購入を検討している銘柄がどのセクターに分類されているのか調べるのが大変な場合があります。楽天証券の取り引き用アプリ『iSPEED』でセクターを調べようと思っても、企業情報から『業種』しか表示されないため、セクターはよく分かりません。また、Webサイトによってセクターは微妙に異なっていて、それらの違いを含めると『どんどんどんどん』セクターが増えていってしまいます!!

そういった場合に便利なのが、米国セクター別ETFの保有銘柄に入っているか調べる方法です。(みんな実践しているかもしれませんが、えいぎょが初めて発見した方法とします笑。) 自分が保有している銘柄のセクター別比率を把握することは非常に重要ですので、今回の記事を参考にご自身の銘柄をセクター別に分類してみてください。

えいぎょ
えいぎょ

企業のセクターを調べたい際に時間短縮が可能です。それでは、是非最後までご覧ください。

セクター別ETF配当利回りランキング

順位 ティッカー          名称利回り経費率   投資対象
1VDEバンガード・米国エネルギーセクターETF3.70%0.10%エネルギー
2VPUバンガード・米国公共事業セクターETF2.74%0.10%公共事業
3VDCバンガード・米国生活必需品セクターETF2.19%0.10%生活必需品
4VFHバンガード・米国金融セクターETF1.58%0.10%金融
5VAWバンガード・米国素材セクターETF1.45%0.10%素材
6VHTバンガード・米国ヘルスケアセクターETF1.08%0.10%ヘルスケア
7VISバンガード・米国資本財・サービスセクターETF1.03%0.10%資本財・サービス
8VOXバンガード・米国通信サービスセクターETF0.63%0.10%通信サービス
9VGTバンガード・米国情報技術セクターETF0.55%0.10%情報技術
10VCRバンガード・米国一般消費財
・サービスセクターETF
0.48%0.10%一般消費財・サービス
えいぎょ
えいぎょ

配当利回りで購入するセクター別ETFを比較される方は少ないかもしれませんがご紹介しておきます。ちなみに勝手にバンガード社のセクター別ETFにしております。バンガードは経費率が安いですからね。全セクター共通で0.1%となっています。本当に大好きです。バンガード社!!

セクター別ETF組み入れ上位10銘柄

セクター別ETFの組み入れ上位10銘柄の一覧表をまとめています。セクター数が10×上位10銘柄で合計100銘柄紹介しています。上位10銘柄なので、知名度が高い会社ばかりです。セクターを調べたい会社が一覧表に載っていなくても、似たビジネスを展開している会社は見つかると思いますので、似た会社のセクターを調べることで対象会社のセクターを把握することが可能です。

エネルギーセクター(VDE)の組み入れ上位10銘柄

ティッカー 銘柄名割合
XOMエクソン・モービル21.7%
CVXシェブロン18.9%
COPコノコフィリップス5.4%
PSXフィリップス663.4%
EOGEOGリソーシズ3.4%
SLBシュルンベルジェ3.4%
KMIキンダー・モルガン3.3%
MPCマラソン・ペトロリアム3.3%
WMBウィリアムズ・カンパニーズ3.0%
PXDパイオニア ナチュラル リソーシーズ2.9%

公共事業セクター(VPU)の組み入れ上位10銘柄

ティッカー 銘柄名割合
NEEネクステラ・エナジー15.8%
DUKデューク・エナジー6.9%
SOサザン6.2%
Dドミニオン・エナジー6.1%
EXCエクセロン4.0%
AEPアメリカン・エレクトリック・パワー4.0%
SREセンプラ・エナジー3.4%
XELエクセル・エナジー3.4%
ESエバーソース・エナジー3.0%
AWKアメリカンウォーターワークス2.9%

生活必需品セクター(VDC)の組み入れ上位10銘柄

ティッカー 銘柄名割合
PGプロクター・アンド・ギャンブル14.6%
WMTウォルマート・ストアズ9.1%
KOコカ・コーラ9.0%
PEPペプシコ8.7%
PMフィリップ・モリス・インターナショナル4.7%
COSTコストコ・ホールセール4.3%
MDLZモンデレズ・インターナショナル3.8%
MOアルトリア・グループ3.4%
CLコルゲート・パルモリーブ3.1%
ELエスティ ローダー2.5%

金融セクター(VFH)の組み入れ上位10銘柄

ティッカー 銘柄名割合
JPMJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー9.9%
BRK.Bバークシャー・ハサウェイ クラスB8.1%
BACバンク・オブ・アメリカ5.8%
Cシティグループ3.1%
WFCウェルズ・ファーゴ3.0%
BLCブラックロック2.7%
MSモルガン・スタンレー2.3%
GSゴールドマン・サックス2.2%
AXPアメリカン・エキスプレス2.0%
SCHWチャールズ・シュワブ2.0%

一般消費財・サービスセクター(VCR)の組み入れ上位10銘柄

ティッカー 銘柄名割合
AMZNアマゾン・ドット・コム20.8%
TSLAテスラ11.5%
HDホーム・デポ5.9%
NKEナイキ3.4%
MCDマクドナルド3.2%
LOWロウズ・カンパニーズ2.6%
SBUXスターバックス2.3%
TGTターゲット1.9%
MELIメルカドリブレ1.6%
BKNGブッキング ホールディングス1.6%

素材セクター(VAW)の組み入れ上位10銘柄

ティッカー 銘柄名割合
LINリンデ12.4%
APDエアープロダクツ・アンド・ケミカルズ5.7%
DDデュポン・ドゥ・ヌムール5.6%
SHWシャーウィン・ウィリアムズ5.5%
ECLエコラボ5.1%
NEMニューモント・コーポレーション4.6%
FCXフリーポート・マクモラン3.8%
DOWダウ・ケミカル3.7%
PPGPPGインダストリーズ3.1%
CTVAコルテバ2.9%

資本財・サービスセクター(VIS)の組み入れ上位10銘柄

ティッカー 銘柄名割合
HONハネウェル・インターナショナル4.0%
UNPユニオン・パシフィック3.9%
UPSユナイテッド・パーセル・サービス3.2%
BAボーイング3.1%
RTXユナイテッド・テクノロジーズ3.0%
MMMスリーエム3.0%
CATキャタピラー2.9%
GEゼネラル・エレクトリック2.7%
DEディアー2.5%
LMTロッキード・マーチン2.4%

ヘルスケアセクター(VHT)の組み入れ上位10銘柄

ティッカー 銘柄名割合
JNJジョンソン&ジョンソン8.0%
UNHユナイテッドヘルス・グループ5.9%
ABTアボット・ラボラトリーズ4.1%
TMOサーモ・フィッシャー・サイエンティフィック3.7%
PFEファイザー3.7%
MRKメルク3.6%
ABBVアッヴィ3.4%
LLYイーライリリー3.3%
DHRダナハー2.8%
MDTメドトロニック2.8%

情報技術セクター(VGT)の組み入れ上位10銘柄

ティッカー 銘柄名割合
AAPLアップル21.8%
MSFTマイクロソフト16.1%
NVDAエヌビディア3.1%
Vビザ2.9%
MAマスターカード2.7%
PYPLペイパル2.5%
INTCインテル2.3%
ADBEアドビ2.1%
CRMセールスフォース・ドットコム2.0%
CSCOシスコ・システムズ1.8%

通信サービスセクター(VOX)の組み入れ上位10銘柄

ティッカー銘柄名割合
FBフェイスブック15.3%
GOOGアルファべット クラスC11.5%
GOOGLアルファべット クラスA11.5%
DISウォルト・ディズニー6.9%
NFLXネットフリックス4.8%
CMCSAコムキャスト4.6%
TAT&T4.4%
VZベライゾン・コミュニケーションズ4.3%
CHTRチャーター・コミュニケーションズ2.6%
ATVIアクティビジョン・ブリザード2.1%

セクター別ETFのえいぎょの印象

エネルギーセクター(VDE)

組み入れ上位1位のエクソン・モービル(XOM)と2位のシェブロン(CVX)しか知りませんでしたが、2020年はずっと苦しい状況でした。僕は高配当なのでエクソン・モービルを保有していましたが、ずっと大きな含み損の状態でした。なぜこの銘柄に投資してしまったのか後悔ばかりしていましたが、なんだかんだ含み益になって19,218円儲けましたしました。

シェブロン(CVX)は、あのウォーレン・バフェットも投資していました。

ウォーレン・バフェットが購入したと知り僕もシェブロン(CVX)に投資して17,025円儲けることができました。配当利回りが高いですし、タイミングさえ読み間違えなければエネルギーセクターは有効な投資先だと思います。

公共事業セクター(VPU)

僕が知っていたのは、3位のサザン(SO)と10位のアメリカンウォーターワークス(AWK)だけでした。10位のアメリカンウォーターワークス(AWK)は一時期投資を検討していましたが、購入していない状況です。投資対象として考えていましたが、あれよあれよという間に時間が過ぎ、個別株への投資はあまり行わないようになってしまいました。

僕の最新の米国ポートフォリオはこちら

公共事業セクターは底堅い印象があるので、どういうタイミングでの投資が適しているのか今後研究していく予定です。

生活必需品セクター(VDC)

上位10銘柄のうち、ほとんどの銘柄を知っています。生活必需品はそれほど生活に密着したセクターだと言えます。ペプシコ(PEP)に関しては、コカ・コーラ(KO)に投資していた僕としては常に投資しようか悩んでいた銘柄です。ちなみにヘッジファンド界の帝王であるレイ・ダリオはどちらにも投資しています。

生活必需品セクターは不景気の際に底堅い値動きをするので、大好きです。著名投資家のポートフォリオにも結構含まれていることが多いです。コツコツ買い増ししていっても良いセクターだと思います。

金融セクター(VFH)

金融セクターの組み入れ上位10社の中で投資したことがあるのは、ウェルズ・ファーゴ(WFC)とアメリカン・エキスプレス(AXP)の2銘柄です。どちらもウォーレン・バフェットのお気に入り銘柄ということで購入していましたが、どちらの銘柄も少ない利益を手にして撤退しています。金融セクターは景気に敏感に反応するので、僕にとってはスリル満点のセクターです。

一般消費財・サービスセクター(VCR)

こちらのセクターもほとんどの銘柄を知っています。アマゾン・ドット・コム(AMZN)とテスラ(TSLA)は2020年に株式市場を大いに盛り上げてくれました。上位10銘柄の中で、マクドナルド(MCD)を保有していましたが手放しました。一般消費財・サービスセクターで何度も購入を迷ったのがスターバックス(SBUX)です。コーヒー自体はそこまでおいしいと感じたことはないのですが、やはりスタバに行ったというだけでお洒落さんになったような勘違いをさせてくれる点は非常に魅力的です。プレゼントにはとりあえずスタバのマグカップあげとけば間違いないです。笑

素材セクター(VAW)

ニューモント・コーポレーション(NEM)とダウ・ケミカル(DOW)しか知りませんでした。素材セクターについては圧倒的に勉強不足です。セクターローテーションが起こっているという際に、素材セクターなどが話題に挙がります。こちらは今後研究していかなければならないセクターです。というかセクターローテーション自体も研究していかなければならない内容です。笑

資本財・サービスセクター(VIS)

複数銘柄知っているものがあり、現在僕が保有したことがあるのがロッキード・マーチン(LMT)です。じっちゃまこと広瀬隆雄氏のYouTubeで得た情報ですが、軍事産業は米国にとってつぶすことができない重要な産業となっています。米国政府が顧客となっているため、将来に渡って利益を出し続ける事が見込まれます。ちなみにロッキード・マーチン(LMT)で6,768円儲けることができました。大好きです。笑

ヘルスケアセクター(VHT)

僕はヘルスケアセクターの多くの銘柄に投資していました。今は全て手放していますが、長期保有した銘柄は全て大きな利益を手にしました。不景気でも底堅い特徴があります。不景気でも病気になる人はお金を使いますもんね。生活必需品セクターといいヘルスケアセクターといい、不景気でも絶対にお金を削れないセクターはやはり強いです。

情報技術セクター(VGT)

情報技術セクターの銘柄については、10銘柄全て知っていました。それほど、近年は成長し続けている会社が多いということだと思います。アップル(AAPL)は自動車業界にも進出するということで注目を集めています。アップル(AAPL)、マイクロソフト(MSFT)、ビザ(V)、マスターカード(MA)のいずれも保有していましたが、配当利回りが低いので利益確定してしまいました。ハイテクセクターへの投資はQQQで行っています。

通信サービスセクター(VOX)

通信サービスセクターも知っている銘柄が多いです。アルファベットへの投資は、今までさんざん検討してきましたが配当利回りが0%という点がどうしてもひっかかってしまい投資できずにいます。一方でAT&T(T)とベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)にはそれぞれ10万円以上投資していました。この2銘柄の配当利回りは非常に魅力的です。また、ウォーレン・バフェットがベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)へ投資したことが話題になりましたね。

  • AT&T(T)・・・配当利回り7.55%
  • ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)・・・配当利回り4.69%

まとめ

今回はセクター別に合計100銘柄を紹介してきました。知っている銘柄は何個ありましたか。僕は半分以上知っていましたが、まだまだ知らない銘柄も多くありました。株の詰め合わせパックであるETFを購入しておけば、まず間違いはありません。しかしETFの中でも、足を引っ張っている銘柄というのは必ずあるので、きちんと伸びている企業に投資できるのであれば個別株の方が当然リターンも大きくなります。今回の記事に出てきた銘柄は、どの銘柄もメジャーな銘柄ばかりなのでこの中から次の投資先を探すのも手だと思います。

えいぎょ
えいぎょ

検討している銘柄がどのセクターに分類されるのか、この記事を読めばすぐにわかると思います。ということでブックマークをお願いします。笑 今回、セクター別にどのような企業があるのか把握できたと思います。これからは、それぞれのセクターがどういった際に輝きを放つのか『セクターローテーション』について研究していきたいと思います。他のサイトで調べるのではなく、僕の更新を待っていてください。笑 今回の記事が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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