『VHT』『XLV』『IXJ』ヘルスケアセクターETFの徹底比較
こんにちは、えいぎょです。
今回は、ヘルスケアセクターETFである『VHT』『XLV』『IXJ』の3つを比較していきます。
コロナの影響により、ヘルスケアセクターの重要性が今後も高まってくると考えられます。
これからの世の中の流れに乗るという意味でも、ヘルスケアセクターETFの特徴を抑えておくことは重要です。
この記事を読むことで、ヘルスケアセクターETFの特徴をざっと理解し、投資先として検討することが可能となります。
また、僕が選ぶなら『VHT』となりますが、その理由についても解説していきます。
それでは、ご覧ください。
『VHT』『XLV』『IXJ』の基本情報を比較

経費率は『VHT』が最も低く年0.10%となっています。
構成銘柄数は『VHT』が最も多く、458社に分散されています。
配当利回りは『XLV』が最も高く、1.67%となっています。
チャートが同じような動きをしているのであれば、経費率が最も低く、分散効果のある[VHT]を選びます。
『IXJ』は経費率が明らかに高いため、この時点で投資対象から外れます。
『XLV』は配当利回りが『VHT』よりも高い点が魅力です。
『VHT』『XLV』『IXJ』のセクター別割合を比較
3つともヘルスケアセクターですが、細かいところを見ていくと同じヘルスケアセクターの中でも分かれています。
その部分を見ていきます。
『VHT』のセクター別割合

『XLV』のセクター別割合

『IXJ』のセクター別割合

※発行元の会社が3つとも異なるので、それぞれ区切り方の違いもあります。
『VHT』『XLV』『IXJ』の組み入れ上位10銘柄を比較
『VHT』の組み入れ上位10銘柄

『XLV』の組み入れ上位10銘柄

『IXJ』の組み入れ上位10銘柄

『VHT』『XLV』『IXJ』のチャート比較
『VHT』『XLV』『IXJ』の5年比較チャート

- 青色・・・VHT
- 橙色・・・XLV
- 緑色・・・IXJ
同じヘルスケアセクターであるため、ほとんど値動きは同じですが、青色の『VHT』は分散されているので値動きがマイルドになっています。
やはりこのチャートからも、僕であれば『VHT』を選びます。
『VHT』とS&P500に連動した『VOO』のチャート比較
『VHT』と『VOO』の5年比較チャート

- 青色・・・VHT
- 黄色・・・VOO
S&P500に連動している『VOO』は、ハイテク株の圧倒的な株高もあるためパフォーマンスが良いです。
そこで、さらに長い期間10年でチャート比較を行います。
『VHT』と『VOO』の10年比較チャート

- 青色・・・VHT
- 黄色・・・VOO
10年で比較すると、2015年あたりで、『VHT』がオーバーパフォームしていることが分かります。
『VHT』『XLV』『IXJ』のえいぎょ流投資手法
今回は、ヘルスケアセクターETFの『VHT』『XLV』『IXJ』の3つを比較していきました。
ちなみに僕は、ヘルスケアセクターETFは保有していません。
ヘルスケアセクターの個別株は配当利回りが高く好きなので、ウォーレン・バフェットのように、ヘルスケアセクターの銘柄をまとめ買いしています。
ただ、僕がこの3つのヘルスケアセクターETF『VHT』『XLV』『IXJ』から選ぶとしたら『VHT』だと思います。
理由は、投資先が多く分散されている点と経費率が最も低い点です。
チャートの値動きからも、分散効果が明らかに見られました。
今後、個別株で大きな失敗をして個別株をやめてETFしか持たない!!と決意した場合はまっさきに[VHT]を購入することになると思います。
最後に関連記事を紹介しておきます。
今回の記事が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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