ウォーレン・バフェットの最新ポートフォリオ【2021年-1】

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ウォーレン・バフェットの最新ポートフォリオ【2021年-1】

今回は、世界最大の投資会社バークシャーハサウェイ率いるウォーレン・バフェットの直近の売買をご紹介していきます。

ウォーレン・バフェットは『投資の神様』と呼ばれ、彼の投資行動を勉強すれば非常に勉強になります。

2020年にウォーレン・バフェットが日本の5大商社株に投資したことが話題になりました。

これはコモディティーへの投資マネー流入を見越しての購入と考えられています。

バフェット砲により5大商社株が一気に値上がりし、僕は購入する判断までに時間がかかったので比較的買いが遅かったのですが、それでも大きな含み益となっています。

銘柄銘柄コード評価損益率評価損益額
伊藤忠8001+15.1%+42,015円
丸紅8002+18.4%+11,991円
三井物産8031+11.1%+21,655円
住友商事8053+10.1%+13,985円
三菱商事8058+12.4%+32,525円

今回は、どういう考えで投資したのか分析していくので、今後の投資戦略の参考にしてください。

是非、最後までご覧ください。

ウォーレン・バフェットのポートフォリオ

ウォーレン・バフェットのポートフォリオ

今回のポートフォリオに関する大きな変化は以下の通りです。

  • アップル[AAPL]48%⇒44%と減っています。
  • ウェルズファーゴ[WFC]が、1%⇒0.6%と大きく減っています。
  • ベライゾンコミュニケーションズ[VZ]が新たに加わり、0%⇒3%となっています。
  • シェブロン[CVX]が新たに加わり、0%⇒1.5%となっています。

ウォーレン・バフェットが購入した銘柄

ティッカー購入金額保有比率セクター
VZ8620$mil3.2%電気通信サービス
CVX4096$mil1.5%エネルギー
MRK515$mil0.9%ヘルスケア
MMC499$mil0.2%金融
ABBV457$mil1.0%ヘルスケア
TMUS382$mil0.3%電気通信サービス
KR272$mil0.4%生活必需品
BMY209$mil0.8%ヘルスケア
RH11$mil0.3%生活必需品
ウォーレン・バフェットが購入した銘柄

電気通信サービスセクター

バフェットは基本的にバリュー投資家ですので、ベライゾンコミュニケーションズ[VZ]のPER13.25倍はまさにその条件に当てはまります。

エネルギーセクター

また、将来的なインフレ(紙幣の価値が下がり、相対的に物の値段があがること)が進むことが予想されているので、原油生産大手のシェブロン[CVX]へ投資したと考えられます。

原油価格については一貫して下落していましたが、最近上昇しています。

要因としては二つあります。

  1. 寒波が襲ってきて原油生産できない状況が続いていること
  2. バイデン大統領になり、シェールガス生産に規制される可能性あり

ヘルスケアセクター

前回、新規で購入したヘルスケアセクターの銘柄のうち、ファイザー[PFE]を除く3銘柄に追加投資しています。

  1. アッヴィ[ABBV]
  2. メルク[MRK]
  3. ブリストルマイヤーズスクイブ[BMY]

ウォーレン・バフェットが売却した銘柄

ティッカー売却金額保有比率セクター
AAPL7585$mil43.6%情報技術
WFC2262$mil0.6%金融
GOLD337$mil0.1%素材
GM312$mil1.1%一般消費財・サービス
MTB312$mil0.1%金融
PNC211$mil0.1%金融
PFE136$mil0.1%ヘルスケア
JPM93$mil0.0%金融
SU90$mil0.1%エネルギー
USB38$mil2.3%金融
ウォーレン・バフェットが売却した銘柄

情報技術セクター

アップル[AAPL]を一部売却しています。

前回までは買い増ししていたのに、今回売却している理由としては利益確定だと予想できます。

最近は米国の長期国債の利回りが上昇していることからPERが大きいハイパーグロース株にとっては向かい風となっています。

それでもポートフォリオに占める保有比率は43.6%あります。

素材セクター

前回に引き続き金鉱株のバリック・ゴールド[GOLD]を売却しています。

長期金利が上昇しているので、金利が付かない金価格は下落傾向にあります。

僕のポートフォリオにもバリック・ゴールドは含まれていて、含み損が拡大しているので悩みの種となっています。

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最近は金への投資資金が全て仮想通貨に流れているような印象も受けています。

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金融セクター

前回に引き続き金融セクター銘柄の売却が目立ちます。先行きはそれほど悲観的なのでしょう。

  • ウェルズファーゴ[WFC]
  • M&Tバンク[MTB]
  • PNCファイナンシャルサービシーズ・グループ[PNC]
  • JPモルガン・チェース[JPM]
  • USバンコープ[USB]

僕も以前、配当利回りが高いので金融株を保有していましたが、現在は全て手放しています。

ヘルスケアセクター

ファイザー[PFE]を売却しています。

ワクチン開発が成功して、材料が出尽くしたので売却したと予想されます。

僕もファイザー[PFE]は天井付近で売り抜けました。

ヘルスケアセクターについては、別の3銘柄を買い増ししているので引き続き強気にみています。

まとめ

今回は、ウォーレン・バフェットの最新ポートフォリオを紹介してきました。

ウォーレン・バフェットの投資状況から考えられるセクター別の状況は次のようになります。

  • 電気通信サービスセクター・・・【買い】
  • エネルギーセクター・・・【買い】
  • ヘルスケアセクター・・・【買い】
  • 素材セクター・・・【様子見】
  • 情報技術セクター・・・【様子見】
  • 金融セクター・・・【売り

今回、僕が最も注目したのはシェブロン[CVX]への新規投資です。

ハイテクETFの[VUG]への投資を60万円分予定していましたが、少し考え直したいと思います。

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今回の記事が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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